☆☆☆
安楽椅子探偵ママ・シリーズのニ作目。
クリスマスが近付いたある日、穏やかに老後を送っていたユダヤ人夫婦の隣家の教会が、突然派手な電飾のディスプレイを点滅させ、クリスマス・ソングを大音響で鳴らし始めた。連日連夜の行いに文句を言いに行った息子ロジャーと牧師の間にトラブルが起こり、ロジャーが訴えられてしまう。弁護人事務所の捜査官デイブが調査する中、牧師の射殺体がダイイングメッセージとともに発見され、容疑者のロジャーが失踪する。
クリスマスの浮かれた雰囲気がないのは、主人公の“ママ”とその息子デイブがユダヤ人だから。ユダヤ教ってクリスマスを祝わないのですか?!知らなかった。アバウトな仏教徒らしき日本人でさえ…(略)
ユダヤ人社会は地方に行くほどマイノリティな存在になるのでしょう。
作者は、キリスト教とユダヤ教の相違、保守的な気風の町及び有力者たちとユダヤ人社会を対比させて、物語への興味を高めていると思います。
プロットがありがちな感じなので、事件の背景にそういう事情を配置して、新味を持たせるあたりは上手いです。
それにしても、ママはデイブの話だけで推理し事件を解明してしまうのだけど、どれだけ詳しく話して聴かせてるんだよ、と思いました。
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