2015年4月27日月曜日

「地球温暖化を考える」を考える。

「地球温暖化を考える」宇沢弘文 岩波新書
☆☆

以前、フランスの科学者が牛のげっぷも温暖化の原因になる、なんて言ってる報道が
あって冗談半分なのかと思っていたら、メタンガスの温暖化効果ってCO2の20倍から60倍の効果があるんですと。

地球が温暖化しているとか寒冷化してるとか、CO2の所為とか違うとか、一体どうなってんの?というわけで読んでみました(実はbオフで百円だったので)。

この本は『地球温暖化の経済学』(岩波書店)の内容を一般読者、中高生向けに書いたものだそうです。だから、序章から第三章までなんだかジュニア新書みたいな書き方だったのね。それに著者は経済学者だったんだ。しかも、かなり偉い学者なんだ。最初のはしがきを飛ばしてたのでわからなかったんだ。(だったんだ現象)
地球科学の専門家が温暖化現象について書いているのかと思ってました。それにしては
これまでの流れを説明するだけで、あまり興味を引くような記載がないように感じたのは
そういうことだったのね。(と偉そうに言ってみる)

第四章からいきなりトーンが変わったのでなんだこれ、と思ったんですよね。
ダムとか自動車とか自動車道路とかの現代文明と経済活動の負の部分が、いかに自然環境の破壊と人々の生活にたいして決定的な打撃を与えてきたかを産業革命まで遡って書いてあります。「むつ小川原の悲劇」とか「地球温暖化と成田問題」の項はちょっと細か過ぎといった感もありますが…

大気は、地球全体にとっての社会的共通資本であり、大気中のCO2濃度の安定化のために
炭素税(環境税)と大気安定化国際基金(後に世銀炭素基金)構想が述べられています。
'95年発行なので'97年の京都議定書 については言及されていません。京都議定書後の状況とアンチ地球温暖化に対するきちんとした科学的反証を読みたいです。

トヨタって経常利益が一国の国家予算に相当してますよね。

関連本
『地球温暖化を防ぐ』

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