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甘ちゃんと呼べば呼べ!わたしはこれで泣きました。
「17歳の少女ノヴァリーは、赤ん坊を身ごもって七か月目に、オクラホマの小さな町でボーイフレンドに置き去りにされてしまう。故郷を捨て、西海岸での新生活を夢見ての旅だったのに。」 裏表紙あらすじより
文春文庫編集部の海外小説担当部(そんな部署があるかどうかは知りませんが)は、たまにとても良い仕事をしますね。たとえば、M・グライムズのジュリー警視シリーズ、R・マキャモンの「少年時代」、A・タイラーの諸作品など。
そして、この作品もかなり良質な小説です。
作者は、数多くの短篇を書いている経験があり、さらに大学で創作を教えているだけに、短い章を重ねてストーリー展開をスピーディーにしたり、ノヴァリーの恋人だったウィリーの場面を挿んで読者を飽きさせないようにするなど、構成に長けていると思います。また、主人公の不幸な境遇や彼女を囲む善人ばかりの登場人物など、下手すると歯の浮くような甘ったるい物語になりかねないのだけれど、作者は抑制した筆致で、少女の成長物語を語っています。(後半部分に“偉大なるメロドラマ”風なところもあるけど)
登場人物の配置が少しパターン的なところや特定の人物の背景描写が物足りないところ
などはありますが、そんなことは気にならないほど良い作品です。
けなげな主人公に、アメリカ文学の中にあるイノセンスを見たように思いました。
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なるほどφ(..)メモメモ
チェックします!ありがとうございました!
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赤枕十庵さん、はじめまして。読んで頂きありがとうございます。