☆☆☆
貴族屋敷の書斎に胸に象牙の柄の短剣を刺した貴婦人の死体が…(?!)
やがて英国王室をも巻き込むスキャンダルが!!(もしもし?)
そこにこつ然と現れたインド帰りの象使いの探偵。(おい、おい?)
人間並みの知性を持った象が本を落としたり、言葉遊びゲームで探偵に事件のヒントを与える。(それはシャム猫ココです!)
などという愛と死の物語ではありませんでした。
女子学生の失踪、化学実験室での劇薬の盗難、二人の教員殺人、そして第三の殺人が。
その上、シェイクスピアの未発表原稿まで?!てんこ盛り。
沢山の事件が次々に起こるので、前半は頭が混乱しました。さあ、謎を解いて犯人逮捕しちゃると思ってたら・・・自作の探偵小説の筋を聴かせたがるフェン教授、犯人解るのが早すぎですよぉ。レッズ戦のヴェルディみたいに戦意喪失ですよぉ。7:0… あっ、余計なお世話か。
老女が殺される中盤以降、動きが出て来て面白くなってきますね。特に鬱蒼とした夜の森の中で犯人と対峙する場面が良かった。それから、犯人とそれを追跡する側が車で同じ道を行ったり来たりする場面がおかしかったです。「消えた玩具屋」の女性を追跡する場面ほどはドタバタではなかったし。
犯人があまり存在感がないので、エッーーーー!!!!!という驚きがないのと
トリックのためのトリックが込み入ってるのが難点でしょうか。
しかし、いい具合にドタバタが押さえられて、ユーモアがありの本格ミステリでした。
最後に老犬メリソートをとても誉めてあげたい。メリソートに紐鶏頭の花を捧げましょうね。
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