2015年4月27日月曜日

神々のワード・プロセッサ   スティーヴン・キング  扶桑社ミステリー

☆☆☆

キング初心者が読むキング二冊目。まだ短篇集。

八百万の神様がいて、いろんな物に魂が宿る日本でもさすがにワープロには神様も
魂もないですよね。しかし、この短篇集ではワープロ、トラック、タイプライター、サルの玩具にいろいろなものがついてます・・・神、怨念、妖精、邪悪。
以下、少々
ネタばれがあります。








「神々のワード・プロセッサ」
ワンアイデアだけどワープロを魔法の箱にしなかった設定がこの話をただの寓話で終わらなかったのでしょう。
しかし、主人公が今後の幸せをワープロに打たなかったため、二年後には新しい妻は太り始め息子も父親を馬鹿に仕始めるのでした、みたいな展開に成りかねないかもね。

「オットー伯父さんのトラック」
作者も気に入ってる短篇の一つだそうだ。このアイデアでこれだけよく書けますよね。
この力まかせ、キングさんはお相撲さんで言えば朝青龍なのか?

「ジョウント」
結末予測付きますよね。そこら辺が詰めが甘いような・・・
しかし、『意外と長いよ。パパ!見たんだ!見たんだ!長いジョウントなんだ!』と叫び目玉に爪を食いこませた少年は、一体何を見たんだ?何を見たんだ?

「しなやかな銃弾のバラード」
気がおかしくなった小説家は近隣の住人、新聞配達の少年、郵便配達夫などをCIA,FBI,KGBのスパイや国税庁の役人と思い込んでいる場面がありますが、
わたしは筒井康隆氏の短編を思い出してしまった。ストーリーは全然違いますけどね。
妖精が出てこなきゃ普通にアメリカ文学として読めますよね(カポーティみたいな、違う?)。

「猿とシンバル」
これがわたしのイメージするキングの作品ですよ。最後のエピソードは余計な気がするけどなあ。魚殺してどうする?
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