2015年4月27日月曜日

「パンプルムース氏のおすすめ料理」マイケル・ボンド 創元推理文庫

☆☆☆☆

犬派は犬ミスに冷たいのか?

村上貴史さんが解説で、当初このシリーズが売れなかった原因として
色気、犬、フランスの三つの要素を挙げています。

うーん、犬はミステリにおいて敬遠されているのだろうか?「バスカヴィル家の犬」の呪いなのか?確かに猫ミスに比べると犬ミスって聞いたことがない。
基本的に犬はアウトドアだし、犬好きは外で遊んでばっかりで読書をしないのか?
犬派はミステリを読まないのか?

しかし、このシリーズがなかなか受け入れられなかった一番の理由は、やはり「お色気」なのでは?ドタバタ、ユーモアまでは許すがお色気は許さんみたいな。だって日本人は真面目な本格ミステリ好きだから。しかし、このフランス艶話的要素は、
「パンプルムース氏のシリーズは『イギリス人が描くフランス人』という事で(モンティパイソンのスケッチのように)フランス的なものを多少誇張しすぎているかもしれません」、
とamaguri313さんがわたしの以前の記事にコメントで鋭く指摘されているように、イギリス人作家ボンドの“洒落”なんですけどね。そこを意識して読んでみると、ドタバタ、お色気にしてもかなり上手にコントロールされて書かれていることが分かります。
まだ二冊しか読んでないわたしが小理屈こねてもあれなんですが…

このシリーズ一作目はグルメ犬ポムフリットがかなり活躍しているし、いろんなものに対する犬の立場からの感想が可笑しい。ブラッドハウンドを飼っている方はぜひ読んだほうがいいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿