裏表紙あらすじより世界各地から選出された15人の名誉あるシェフたちは、保養地カノーワ・スパー
に次々と姿を見せ始めていた。そして晩餐会が催されるまさに前日、ソースの味ききに
興じていたシェフの一人が刺殺された!この集いに主賓として招かれていた、蘭と麦酒を愛し美食家探偵を自認するネロ・ウルフは誇り高き名料理長たちをまえにその重い腰をあげたが……全篇に贅を凝らした料理がちりばめられ美食家を自認する読者には垂涎の書
いうことなので、これから本書を電車の中で読まれる美食家の方はくれぐれも口元に注意しましょう。
ネロ・ウルフはミステリ界では超有名な探偵ですが、なぜかわたしは初めて読みました。
ウルフの助手アーチーの目線での語り口とウルフとのやり取りが軽妙で笑えますが、プロットよりそちらに興味が移ってしまい気味なところもあり、本格ミステリとしてはやや物足りないような感じです。前半は料理長ほか登場人物が多すぎてややこしいと感じますが、読み進むと気にならなくなりました。ミステリとは関係ないけど、
ウルフの黒人従業員たちに対する態度が印象に残りました。
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