2015年4月27日月曜日

「オールド・カントリーの殺人」エリック・ライト ハヤカワ文庫

☆☆

窓際中年更年期障害系ソールター警部の三作目だぞ。カナダ推理作家協会賞受賞。
夫婦そろって英国旅行していたカナダ警察のソールター警部は、交通事故に遭遇したため田舎の宿屋に宿泊することになる。そして、その宿屋の主人が殺害される事件に巻き込まれてしまう。被害者には過去の経歴に三十年間の空白があった。
今回はソールター警部がくよくよしないどころか、地元の警察から捜査協力をお願いされてしまうという意外な展開。

前ニ作はカバーがイラストだったのに、この本は、英国政府観光庁が提供した写真を使用しています。鴨なんかが写っているのどかなイギリスの田舎の風景写真なんですが、本の内容は天気が悪いとか、大衆相手に商売する人間は、善意の固まりでサーヴィス精神旺盛のトウィ-ドルダムと、金目当ての豚野郎のトウィ-ドルディーの二面性があるとか(「不思議の国のアリス」の登場人物らしい)、あんまり良いことは書いてないです。被害者の過去を探るために行ったイタリア・フィレンツェのことはすごくほめてるのとは大違いです。たぶん、作者の主観がかなり入っているのだと思います。
スコットランドヤードの介入さえ嫌う地元警察(所轄つうんですか)が、他国の警察の警部に捜査協力なんてしないよな、など思いました。登場人物は魅力的なのに、ミステリは
地味な感じです。

クリスマスに関連した本を紹介しようと思って、読みかけたミステリを二冊とも挫折してしまいました。

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