2015年4月27日月曜日

こんばんは

☆☆☆☆

キング初心者のわたしが読んだ初長編です。
『ドラキュラ』は十字架、聖水、日光が苦手でトネリコの杭で殺すことが出来る。そんな設定を変えずに物語を書いたキングってすごいですね。並の作家だったらまず書こうなんて思わないでしょ。少々大袈裟に言えば、見事な換骨奪胎。

町の住民たちの生活、人物像を長々としつこく描いていくことでじわじわと恐怖感が高められ、これからどういう風に吸血鬼に襲われ犠牲になっていくのか、やがて訪れる恐怖を読者に想像させて不気味さをかき立てていると思う。
つまり、後半部分の吸血鬼との対決はあくまでオマケに過ぎず、疫病が蔓延するように住人たちが吸血鬼に汚染され、(あらすじにあるように)町が崩壊していく様子を緻密に描くことがキングの意図したものだと思う。 
吸血鬼と化したダニー・グリックがマーク・ぺトリーを“二階の部屋の窓の外”に訪ねて来て、「入れてくれ」と言う場面が物語のピークのように感じた。

プロローグにおいて、吸血鬼の手を逃れた数人の住民の名前が読者に知らされているのですが、これはあくまで構成上の問題だけなのか、それともなにか別の作者の考えがあったのでしょうか。隠しておいたほうがいいような気もするけど…どっちでもいいか… 

あと、マークという少年がすご過ぎか。
町を見下ろす小高い丘に建っている屋敷(べたな設定)、そこに吸血鬼が棺のような箱に入って引っ越してくるというのは笑えます。

1 件のコメント:

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    http://jump.sagasu.in/goto/bloog-ranking/を見てきました。僕もブログ挑戦してみようかな・・。また見にきますね~!

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