「元刑事のグルメ・ガイドブック覆面調査員パンプルムース氏と元警察犬ポムフリット
の今回の任務は、編集長の叔母さんが経営するさえないゼロ星ホテル・レストランの
たてなおし作戦。靴底とまごう肉や、キツツキもビックリのこちこちパイを出すこの店
には、何やら怪しい秘密があるらしい。媚薬がらみの事件に巻き込まれ、ポムフリットまでも大興奮!」
��「キツツキもビックリ」が妙に笑える)
そのホテルで食事をした後に破廉恥な事件を起こした同僚と同じような不祥事を起こした
ポムフリット(ボルドーの赤が大好き)。かれは後にライオンに変身させられます。身分を隠して宿泊したパンプルムース氏は何者かに頭を殴られたり尾行されたり部屋に侵入されたりひどい目にあいます。
でも、ミステリとしてはもうひとつです。
目的地に行く途中にゾラやモネ、プルーストなどのゆかりの地を訪ねて彼らが好きだった食べ物について考えてみたりして、解説にもあるように観光ガイドブックにもなりそうです。
主人公が乗る車はシトロエン2CV!(渋)仕事用七つ道具のライカRカメラ!(欲しい)、ライツ社の双眼鏡!(これも欲しい)出てくる小道具もこだわってますね。
著者は『くまのパディントン』(読んだ事がない)を書いたイギリス人ですが作風がフランス風な感じ。美食と酒にこだわるところはもちろんですが、ちょっと艶っぽい話やマスコミが大挙してやって来るいきなりのドタバタの場面なんかは。しかし、抑制が効いてるので下品な感じはしませんよ。
上質なユーモアミステリだと思います。
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