2015年4月27日月曜日

「モンタルバーノ警部 悲しきバイオリン」アンドレア・カミッレーリ ハルキ文庫

☆☆☆

以前、紹介したと『おやつ泥棒』 同様にモンタルバーノ警部シリーズです。

モンタルバーノが発見した殺人事件を捜査中に、彼を疎む警察上層部から担当を外されてしまう。その後、失踪していた容疑者が機動隊員に射殺され,警察は事件の収束を図る。しかし、状況に不自然なものを感じたモンタルバーノは独自に捜査を再開するのだが…。

イタリア本国ではこのシリーズはかなり絶賛を博した(している)らしいのですが、日本では二冊のみ出版されただけです。日本人向けではないとは思わないのですが…メグレとウェクスフォードを足して美食系を混ぜて、二で割った感じでしょうかね。奇抜なトリックや目の覚めるようなプロットはないけど、地味は地味なりに人情味があって味があると思いますよ、わたしは。数を読んでいくうちにますます好きになるようなシリーズだと思います。その後、刊行されなかったのはとても残念ですよ、春樹社長。

モンタルバーノが朝食を贅沢に楽しんでいる時、それをぶち壊すように「警部、警部殿でありますか。この電話に出てんのは警部本人でありますか」と電話をしてくる電話交換手カタレッラのキャラクターがすごく可笑しい。

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