ウェクスフォード警部シリーズ4作目。
裏表紙あらすじより結婚式当日の朝、花婿の親友で付添人を務めるはずのチャーリーが死体で発見された。
長距離トラック運転手にしてはなぜか金回りがよく、鼻つまみ者だったチャーリー。
だが、花婿のジャックにとっては、唯一無二の友だった。一方、病院では六週間前の交通事故で入院中のファンショー夫人がようやく昏睡状態を脱した。
娘が男友達から預かった犬の散歩中に死体を発見した犬嫌いのウェクスフォード警部は、殺人事件と交通事故の捜査をするはめに。初期作品だからなのかレンデル独特のアク味が薄いような気がします。
チャーリーとジャックの奇妙な友情関係を書いた作者の意図が今ひとつ分からない。
ジャックの親友を想い悼む様子は普通じゃないように感じるので、ただの友情物語を書きたかったわけじゃないと思うのですよね。それに較べてファンショー一家の家庭事情は上手く描かれていると思う。父親が愛人をつくる度に代償として金品を貰う母親。
そんな両親を見て育った娘の恋人に対する考え方とか。
もちろん謎解き小説としても楽しめます。バーデンがあまり目立たない分、捜査スタッフに加わりたがる医者のクロッカー先生が面白かった。
この作品は創元推理文庫からも『死を望まれた男』という題名で出ています。
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