2015年4月27日月曜日

「砂漠の標的」ギャビン・ライアル ハヤカワ文庫

☆☆☆☆

戦車オタクの皆様にかなりお勧め。

ロンドンのホテルでヨルダン陸軍大佐の拉致事件が起こり、ヨルダンの都市アカバでは軍事クーデターが発生する。同じ頃、砂漠地帯でテスト中のイギリス最新鋭戦車が行方不明になる。拉致事件の情報を携えてヨルダン入りしたマクシム少佐は、戦車の軍事機密が反乱軍に渡るのを阻止するため戦車の捜索と破壊任務を受ける。急ごしらえのチームを編成し砂漠へと向かうのだが・・・

マクシム少佐シリーズの『影の護衛』『マクシム少佐の指揮』を読んだ限りでは地味なエスピオナージといった印象でしたが、今回は戦車に乗って砂漠を逃げ回る派手めな展開。紛争地帯で素人のチームにそんな重要な任務を任せていいのか?もう少し敵が強いほうが盛り上がるのではないのか?後半のカットバックはそれ程緊迫感を感じさせないのでなくてもいい、など感想もありますが、設定が単純なので面白くてサクサク読める。主人公が失言して反省したり間違えた判断をしたりしてスーパーヒーローになってないのも良いです。戦車についても詳しく描いてあるのではないでしょうか。
ライアルの洗練されてなさが効いてる冒険小説です。

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