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「わたしは夢に破れた男だ。念願だった司祭にもなれず、今は友人の法律事務所で調査員をしている。今度の仕事は、四十年前の自家用飛行機墜落の事故状況を探ることだった。
事故で兄を失った大実業家の依頼だ。調べるうち、何者かが飛行機に細工していたらしいことが判明した。そして背後に潜む複雑な人間関係も……」(あらすじより)
作者が意図的に描いているのか主人公が周囲に甘えているように感じます。司祭になれなかったみたいだけど理由が書いてないからどういう事情があったのか分からない。
今は学生時代からの親友が経営者でもある法律事務所で調査員をさせてもらっています。
その友人の奥さん(主人公の元カノです、ありがち)に電話で愚痴ってみたり、資料調べを手伝ってもらったりする図書館司書である恋人の部屋に、幽霊が怖いと逃げ込んだり…でもユーモアミステリではありませんから。
みんなが心配して気を使っているのに主人公は素直じゃない。
自己再生ならかなりの試練を経験するのかなと思っていると森で迷子になるくらいなんですよ。ストイックで渋いディック・フランシスものを想像してると期待はずれになります。
四十年前の事故を再調査する設定や当時の関係者を訪ねてまわるところは良い感じです。
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