2015年4月27日月曜日

☆☆☆

田舎町の銀行の副支店長のマークはささいなことから、妻のマディとけんか。気がつくと妻の首を締めていた。
しかしマディの死を隠そうと、女装したところ、事件は意外な方向へ。
妻の知り合いまでだまされてしまうし、新しく越してきた隣人はデートを
申し込んでくる始末。マーク本人も“新しい自分”にまんざらではない 。
とはいえ、死体の始末をどうしたものか?     
裏表紙あらすじより



ブラックユーモア・サスペンス。
ケネディの『ビッグ・ピクチャー』やウェストレイクの『斧』みたいに、主人公が一般人を殺して、それを隠ぺいしようという話は読者にとって抵抗感があると思います。この本の著者もそれを考慮して妻マディのマークにたいする普段のひどい仕打ちを描いて、主人公に感情移入をしやすくなるようにしているし、彼女の死因が事故あるいは病死である可能性を匂わせる表現をしています。しかし、偶然した女装にハマったり、都合よく関係者が死んだりするその後の展開には違和感を覚えてしまうのですね。読後、後味の悪さが残ってしまいました。プロットはよく練られているのですが、後半のマスコミが出てくる
ドタバタ場面はもっと短くても良かったのではないでしょうか。

2 件のコメント:

  1. SECRET: 0
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    これ、面白そうですね。個人的に男装とか女装とか、そういう題材を扱った作品というのは好きです。そういえばフランシス・アイルズ『被告の女性に関しては』にも、主人公が女装して逃亡するシーンがありましたね。

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  2. SECRET: 0
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    残念ながら『被告の女性…』は読んだことがありません。このストーリーは大人のユーモアといった感じで、精神的に幼稚なわたしには濃すぎる感じでした。

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