猫はきらいだ。家は持たない。群れることもない。女性にはやさしい。若者には時にきびしい。人間には頼らない。
そして、困っているものはぜったいに見過ごせない。
義侠心に厚く、自立して生きる犬のローヴァーが出会う、都会の片隅の、心に残る小さな出来事。 内容紹介より
人間に飼われたいとも思わないし、人間が気に入る犬だとも思っていないローヴァー。
ローヴァーが出会った犬や人間たちについてのハードボイルドタッチなエピソード集です。虐待された犬や殺された浮浪者の復讐をしたり、人間に飼われたいと思っている犬に飼い主を見つけてあげたり、若い犬に犬の人生を教えたり、交通事故に遭った犬の最期を看取ったり、発明犬やタレント犬に出会ったり、出産間近の犬の世話をしたり、他の犬の恋路を手助けしたり…などなど。クールで格好良く、ユーモアやペーソスを織りまぜながら八面六臂の活躍をするローヴァーは、ちょっとシニカルで賢い寅さんみたいな犬か?しかし、寅はネコ科だ。
猫とは会話が出来ないし、人の言葉も理解できないローヴァーは、少し融通がきかなくて価値観が固定しちゃってるところがうざいかもしれません。でも、最終章「人間管理術」で小さな雌犬から“人間を飼う”方法をレクチャーされたので、もしかしたらこれからステップアップする可能性があるのかも。しかし、すでに40年以上前に、人間をしつけるためのハウツウ本『猫語の教科書』(ポール・ギャリコ翻訳)を執筆している猫さんにはとてもかないませんね。よって、猫の勝ちだと思う猫派のわたし(意味不明)。
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