ロザムンド・ピルチャー名作短編集
スコットランドの素朴な風土を背景に、悩みや心の傷をのりこえて幸せを夢見る人びと。
やすらぎと感動を呼ぶ心の物語集。 帯内容紹介より
以前読んだ、長編『夏の終わりに』(青山出版社)は深みのないハーレイクイン的物語、短編集『ロザムンドおばさんの贈り物』(晶文社)の最初の1、2編はちょっと良い話的な説教小説で他の作品も全編前向き。なのでとりたてて感慨も無かったのです。
本書も『ロザムンドおばさんの贈り物』と同じような短編が9編収録されています。で、今回、出版社がPHP研究所であることに気が付いて、わたしは、世界各国に読者を持つというロザムンドおばさんの作品の本質を見抜いてしまいました。それは、彼女の作品こそPHP研究所の機関誌『PHP』に収録されている、あの市井の人々が遭遇し、その人の意識を変えるような(あくまで前向きで悪意のない)、そして、少々人生が変わっちゃうみたいなエピソード集のフィクション版だと!『PHP』の他には『読むクスリ』か『こころのチキンスープ』シリーズみたいな感じです。善くいえば善意の世界(悪人が出てこない)の話、ひねたいいかたをすれば怪しい宗教がかった(気を許すととんでもないことになるぞ的)甘ったるい話だと思います。
心がきれいだと自覚している人向きです。
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