リンジーは、バツ一の美人刑事。黒人で二児の母でもある検死官クレアとは無二の友人だった。二人は目下、街を震撼させている新婚夫婦殺人事件を担当している。捜査中に出会った新米記者シンディの勘の良さに目をつけたリンジーは、警察とは別の極秘捜査チームを結成することを思いつく。頭の切れる検事補ジルを加え、仕事上だけでなく、女性ならではの悩みを共有し、固い絆で結ばれてゆく女たち。各々の専門を生かし、本音をぶつけ合う中で、捜査の突破口が開けたかに思われたのだが…。全米で大ベストセラー、魅力的な四人のヒロインたちが活躍する、“女性殺人捜査クラブ”シリーズ、ついに日本上陸。
という内容に惹かれて読んでみたら、なかなかの掘り出し物でした。上昇志向がありながら、突然、再生不良性貧血という難病を患うヒロイン。新たな恋愛や女同士の友情などの多彩なテーマに、サイコじみた連続殺人事件が絡んでいるわけです。ただ、作者がTVか映画のライターなのかと思うほどにサービス精神が旺盛というか映像化を前提にしているかのようなストーリー展開で、そこら辺は若干興醒めしてしまうような…。
それとプロローグは、その後の展開の予測がついてしまうから、ない方がいいと思います。いくら冒頭で読者の心を掴むためであってもね。
以下、続きはネタばれしています。ご注意下さい。
真犯人は、男装した女性の犯行だったのですが、
前妻が恨みから元夫である小説家に濡れ衣を着せた、という真相でも十分エンディングとしていけるのに、
実は、現在の妻が真犯人だった。この真相からちょっと“?”みたいな感じがして、納得出来ないながらもまあ、それもありかなと思っていたら、
最終的には、濡れ衣を着せられたと思われていた夫である小説家が犯罪を計画して、現在の妻に実行させていた、だなんて、ちょっとやり過ぎ、ひねり過ぎ。余韻もなにもあったもんじゃない。
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