ピカックスに新しい住人セルマがやってきた。彼女は元ハリウッド女優の老婦人で、最近事故で弟を亡くしており、遺された甥と共に映画館を造るという。その舞台に地元の名士クィラランの飼い猫ココの出演が決まり、住民たちは興味津々。だが、セルマの周囲でペット誘拐など不審な出来事が相次ぎ、さらに、セルマの弟が殺害されたのではという疑惑が浮かぶ。ココは無事舞台を成功させ、なおかつ事実を突きとめられるのか?
裏表紙あらすじより
偉大なるマンネリ、シャム猫ココ・シリーズ25冊目。マンネリファンのわたしが読みました。
このシリーズの個々の作品の感想で、「犯人が分かりやすい」とか「ミステリがしょぼい」とか「今まで登場していなかった人物がいきなり犯人だった」とか様々なマイナス・コメントを内輪で連発してきたわたしですが、久しぶりに読んで悟っちゃいましたよ。そんなことは木を見て森を見ないに等しい感想なのだと。さらに禅的に表現すれば砂利や岩を見て石庭を見ないみたいな……、例える意味が分からないと思いますが。
つまり、ココ・シリーズはブラウン先生が連綿と語り続けるピカックス・サーガなのです(きっと)。日本を代表するサーガの「渡鬼」や「サザエさん」と同じようなものですね(たぶん)。読んだことはありませんが、日本のミステリでいえば「三毛猫ホームズ」(でしたっけ?)みたいなものでしょう。
あくまでも、ピカックスという町の遷移と住民の日常生活を伺うことをに重きを置いたサーガ・ミステリなのです。
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